悲恋が題材の百人一首(男子)
086 嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第八十六首め。詠み人は西行法師。カテゴリーは悲恋。月を見上げながら苦しい恋を詠んだ歌。
082 思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第八十二首め。詠み人は道因法師。カテゴリーは悲恋。ツラい恋を経験し、それでも生きながらえていると詠った歌。
077 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第七十七首め。詠み人は崇徳院。カテゴリーは悲恋。今は分かれてしまうけれど必ずまた逢おうと詠んだ歌。
074 うかりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第七十四首め。詠み人は源俊寄朝臣。カテゴリーは悲恋。歌合せでうまく行かない恋を詠った歌。
063 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十三首め。詠み人は左京大夫道雅。カテゴリーは悲恋。引き裂かれた恋人に贈った悲哀の歌。
048 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけてものを 思ふころかな
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十八首め。詠み人は源重之。カテゴリーは悲恋。打ち解けてくれない彼女に贈った歌。
046 由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え 行方も知れぬ 恋の道かな
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十六首め。詠み人は曽禰好忠。カテゴリーは悲恋。不安な恋を詠った歌。
045 哀れとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十五首め。詠み人は謙徳公。カテゴリーは悲恋。恋に破れて死んでしまうと詠んだ歌。
044 逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十四首め。詠み人は中納言朝忠。カテゴリーは悲恋。こんな想いをするなら逢わなければよかったと嘆いた歌。
042 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十二首め。詠み人は清原元輔。カテゴリーは悲恋。失恋した友達の代わりに詠んだ歌。