平安中期

年表

OGURA 年表

【超訳】OGURA 百人一首に登場する詠み人の年表。
秋 autumn

069 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十九首め。詠み人は能因法師。カテゴリーは秋。美しい紅葉を着物や帯の柄に見立てた歌。
人生、時代

068 心にも あらで憂き世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十八首め。詠み人は三条院。カテゴリーは人生。不遇な人生の中、月を見上げて詠んだ歌。
女子悲恋

065 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十五首め。詠み人は相模。カテゴリーは悲恋。歌合せのお題「恋」に寄せて詠んだ歌。
冬 winter

064 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれ渡る 瀬々の網代木

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十四首め。詠み人は権中納言定頼。カテゴリーは冬。冬の朝、宇治川の川霧が晴れていく様子を詠んだ情景歌。
男子悲恋

063 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十三首め。詠み人は左京大夫道雅。カテゴリーは悲恋。引き裂かれた恋人に贈った悲哀の歌。
人生、時代

062 夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十二首め。詠み人は清少納言。カテゴリーは人生。中国の故事を踏まえた機知にとんだ和歌。
春 spring

061 いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十一首め。詠み人は伊勢大輔。カテゴリーは春。奈良からの桜を受け取るときに即興で詠んだ歌。
人生、時代

060 大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十首め。詠み人は小式部内侍。カテゴリーは人生。母の和泉式部が代作しているのではとからかわれて即興で返した技巧派の和歌。
女子悲恋

059 やすらはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五十九首め。詠み人は赤染衛門。カテゴリーは悲恋。来るはずの恋人がやってこず待ちぼうけている妹の代わりに詠った歌。