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話し言葉で【超訳】

OGURA 百人一首

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はじまりに

はじめまして。りらです。
小倉百人一首を【超訳】しています。

 古文って難しいと思っていますか?
 昔の言葉で意味もわからないし、おカタイものだと思いますか?
 中学や高校の古文の授業は好きでしたか?

もちろん、お好きな方もいるでしょうし、大嫌いだった! という方もいらっしゃることでしょう。ワタシも最初はそうでした。学校での授業は。

 あり、をり、はべり、いまそかり。なんだそりゃ。
 サ行変格活用、今はもう言えないけど、そんなやつ覚えさせられた。
「いとをかし」は「可笑しい」って意味じゃない。
「いとあはれ」も「哀れ」ではない。同じ日本語なのに意味変わっちゃったんだね。

学校での古文はひたすら暗記でした。
 別に古文の文法を覚えていなくとも、社会生活は滞りなく送れます。何の支障もなく。本屋さんに並ぶ書物も現代文さえ読めれば楽しめます。どうして学校で勉強するんだろう。受験で優劣を判断するためだけ? 

ただね、ふと思ったのです。あの頃の方達もこうやって普段の言葉を使って書き綴っていたんだよね、と。あの時代の方達にとってはあれが「現代文」なのです。春は朝が素敵よね。夏の満月なんて超キレイって。

デートして恋人と別れてからメールなどで
「今日は楽しかったね。またデートしようね」
 こんなメッセージを送るでしょう?
「バイバイしたばっかりなのにもう逢いたいよ」
 そんな風に想ったことありませんか?

 とても綺麗な景色を目にしたら思わず写真にとってSNSにアップしたりしませんか?
「見てみて! すっごいキレイでしょう?」
 感動したことを誰かに共感いいねしてもらいたくありませんか?

 百人一首に登場する和歌の内容もそのようなものです。自分の想いを相手に贈ったり発表したりしたのです。和歌という手法を使って。

そう、そして和歌です。和歌。五・七・五・七・七の短歌です。たとえば「いとあはれなり」。これも「いと」が大変って意味で「あはれ」は趣があるって意味で、「なり」が助動詞「なり」で断定の意味だから、『大変趣があるのである』って訳す。なんて勉強しても楽しくもなんともない。たった7文字を訳すだけで疲れちゃう。

 だったら、とっかかりだけでも現代っぽく訳してみようかな、と思ったのです。和歌や短歌というと随分と高尚なイメージですが、季節を愛でたり、恋を歌ったり、人生について考えてみたり、そんな歌です。綺麗なものを綺麗だと感動し、好きな人を想って恋い焦がれて、今だって感じることや思うことは似かよっていると思います。

そんなわけではじめたのが本ブログです。【超訳】とある部分がワタシが訳した部分です。

 今は百人一首は競技としても登場します。映画や漫画の『ちはやふる』を観たり読んだりしたことはありますか? 暗記のテストがある学校もあるかもしれません。お正月に家族で坊主めくりしますか? 大勢の人が一度は触れる百人一首の入り口をよかったら覗いてみてください。先には奥深い世界が待っているかも。同じ国の遠い遠い先輩方が感じて想って詠んだ歌。入り口を楽しんでくださるだけでも嬉しいです。

恋をして 景色を愛でて 意外とね 今も昔も 気持ちは同じ

   

かも?

追伸 あくまでも【超訳】ですので、このままの訳を学校のテストで書かれても正解とはなりませんのでご了承くださいませ。

あそびかた

和歌番号

 和歌には番号がふってあります。これは百人一首の和歌番号と言われるものです。作られた年代順だそうです。どの学術書などでも同じ和歌に同じ番号が振られています。
 本ブログで人物名に番号がふってあるのはその人物の和歌番号です。

上の句、下の句

 ひらがな表記の上の句と読み札の画像、下の句は取り札を掲載しました。

※上の句の画像はこちらからダウンロードさせていただきました。

決まり字

 競技かるたで重要なものです。彼らは百首すべてを暗記しているのは当然ですが、速さを競うため上の句すべてを聞かずに下の句を取ります。決まり字とはそこまで聞いたら百首の中から一首に限定できる文字のことを指します。
 例えば『さ』。これは一字決まりと言って、『さ』一文字で歌が限定されるものです。ちなみに『さ』は
 70 さびしさに やどをたちいでて ながむれば いこもおなじ あきのゆぐれ
 となります。

 最長で6文字のものがあります。しかも3パターン。そのうちの『きみがため』。きみがためで始まる歌は2首あります。
 15 きみがため はるののにいでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ
 50 きみがため しからざりし いのちさへ ながくもがなと おもけるかな
 ですので、15の決まり字は『きみがため は』となり、50の決まり字は『きみがため を』となるわけです。
 一般には必要ない情報かもしれませんが、トリビアとして付記させていただきました。

カテゴリ

 文献を見ていると、恋、季節、旅、離別、それにどこにも属さない「雑」に分けられているようです。(雑秋というのもありました)学術的にはそうなのでしょうが、「雑」というのが、チョット……。
 というわけで、独自のカテゴリにしてみました。学術的には春のものでも恋に入れた歌などもあります。ワタシの私的な分類だと捉えてくださると有難いです。ちなみに恋の歌はあまりに多いので、男性、女性、ラブラブ編に悲恋・失恋編に分けました。

エピソードタイトル、【超訳】

 ワタシがつけたタイトルと【超訳】です。
 男子高校生風やオレ様イケメン風など試みました。詠み人の年齢とかなりズレがある場合もあります。女性もギャル風、ぶりっ子風、セレブな奥様風と遊んでいます。キャッチコピー含め笑って楽しんでいただけると嬉しいです。

詠み人

 参考文献より抜粋しました。参考文献については参考文献ページをご覧ください。

雑感

 最後にそれぞれの歌や詠み人に関するワタシの所感をまとめました。私見ですのでかなり偏ったものとなっております。オバサンの世間話、噂話程度にお読みください。人名の後ろに番号がついている場合があります。その方は百人一首に登場する歌人です。番号はその方の和歌番号を指しています。
 歌の学術的な評価は学者の皆様にお任せいたします。言葉はくだけた表現にしていますが、茶化すつもりはありません。どれも日本の誇る文化遺産です。感じたことは愛をもって綴ろうと思います。ワタシ自身もすべての歌に共感できるとは思いませんが、尊敬の念だけはこめようと思います。
 
 特に順番もありません。興味を持たれたエピソードからお楽しみください。和歌や詠み人の五十音順や決まり字順の和歌一覧やカテゴリ別、タグ別、キーワード検索なども使ってみてください。

クスッとね 笑ってくれたら 嬉しいな 軽いカンジの ワタシの【超訳】

目次 ~ Table of contents ~

【超訳】OGURA 百人一首

飛鳥時代

奈良時代

平安時代初期

平安時代中期

平安時代後期

鎌倉時代

そのほか

    管理人 essay

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     五十音順和歌一覧 

    リンクしない歌は更新予定もしくは編集中です。お待ちくださいね。

    和   歌 詠み人 和歌 no.
    あ行 秋風に たなびく雲の 絶え間より   
     もれ出づる月の 影のさやけさ 
    左京大夫顕輔079
    秋の田の かりほの庵の とまをあらみ 
     わが衣手は 露に濡れつつ   
    天智天皇  001
    明けぬれば 暮るるものとは 知りながら
     なほ恨めしき 朝ぼらけかな  
    藤原道信朝臣052
    浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど   
     あまりてなどか 人の恋しき  
    参議等   039
    朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに   
     吉野の里に 降れる白雪    
    坂上是則  031
    朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに   
     あらはれ渡る 瀬々の網代木  
    権中納言定頼064
    あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の  
     ながながし夜を ひとりかも寝む
    柿本人麻呂 003
    淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に    
     いく夜も寝ざめぬ 須磨の関守 
    源兼昌   078
    逢ひみての 後の心に くらぶれば   
     昔は物を 思はざりけり    
    権中納言敦忠043
    逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに
     人をも身をも 恨みざらまし  
    中納言敦忠 044
    天つ風 雲の通い路 吹きとぢよ    
     乙女の姿 しばしとどめむ   
    僧正遍照  012
    天の原 ふりさけ見れば 春日なる   
     三笠の山に 出でし月かも   
    安倍仲麿  007
    あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 
     今ひとたびの 逢ふこともがな 
    和泉式部  056
    嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は    
     竜田の川の 錦なりけり    
    能因法師  069
    有明の つれなく見えし 別れより   
     暁ばかり 憂きものはなし   
    壬生忠岑  030
    有馬山 猪名の笹原 風吹けば     
     いでそよ人を 忘れやはする  
    大弐三位  058
    哀れとも いふべき人は 思ほえで   
     身のいたづらに なりぬべきかな
    謙徳公   045
    いにしへの 奈良の都の 八重桜    
     けふ九重に にほひけるかな  
    伊勢大輔  061
    今来むと 言ひしばかりに 長月の   
     有明の月を 待ち出でつるかな 
    素性法師  021
    今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを  
     人づてならで いふよしもがな 
    左京大夫道雅063
    うかりける 人を初瀬の 山おろしよ  
     はげしかれとは 祈らぬものを 
    源俊寄朝臣 074
    恨みわび ほさぬ袖だに あるものを  
     恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ 
    相模    065
    大江山 いく野の道の 遠ければ    
     まだふみも見ず 天の橋立   
    小式部内侍 060
    奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の    
     声聞くときぞ 秋は悲しき   
    猿丸大夫  005
    音に聞く 高師の浜の あだ波は    
     かけじや袖の 濡れもこそすれ 
    祐子内親王 
    家紀伊   
    072
    おほけなく うき世の民に おほふかな 
     わが立つ杣に 墨染めの袖   
    前大僧正慈円095
    思ひわび さても命は あるものを   
     憂きにたへぬは 涙なりけり  
    道因法師  082
    か行 かくとだに えやはいぶきの さしも草 
     さしもしらじな 燃ゆる思ひを 
    藤原実方朝臣051
    かささぎの 渡せる橋の 置く霜の   
     白きを見れば 夜ぞ更けにける 
    中納言家持 006
    風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは   
     みそぎそ夏の しるしなりける 
    従二位家隆 098
    風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ  
     くだけて物を 思ふころかな  
    源重之   048
    君がため 春の野に出でて 若菜摘む  
     我が衣手に 雪は降りつつ   
    光孝天皇  015
    君がため 惜しからざりし 命さへ   
     長くもがなと 思ひけるかな  
    藤原義孝  050
    きりぎりす なくや霜夜の さむしろに 
     衣かたしき 独りかも寝む   
    後京極摂政
    前太政大臣
    091
    恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 
     人知れずこそ 思ひそめしか  
    壬生忠見  041
    心あてに 折らばや折らむ 初霜の   
     置きまどはせる 白菊の花   
    凡河内躬恒 029
    心にも あらで憂き世に 眺むれば   
     恋しかるべき 夜半の月かな  
    三条院   068
    来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに    
     焼くや藻塩の 身もこがれつつ 
    権中納言定家097
    このたびは ぬさもとりあえず 手向山 
     紅葉の錦 神のまにまに    
    菅家    024
    これやこの 行くも帰るも 別れては  
     知るも知らぬも 逢坂の関   
    蝉丸    010

     五十音順詠み人一覧 

    リンクしない歌は更新予定もしくは編集中です。お待ちくださいね。

    詠み人 和   歌 和歌 no.
    あ行赤染衛門   やすらはで 寝なましものを 小夜更けて
     かたぶくまでの 月を見しかな 
    059
    安倍仲麿   天の原 ふりさけ見れば 春日なる   
     三笠の山に 出でし月かも   
    007
    在原業平朝臣 ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川   
     からくれなゐに 水くくるとは 
    017
    和泉式部   あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 
     今ひとたびの 逢ふこともがな 
    056
    伊勢     難波潟 短き蘆の 節の間も      
     逢はでこの世を 過ぐしてよとや
    019
    伊勢大輔   いにしへの 奈良の都の 八重桜    
     けふ九重に にほひけるかな  
    061
    殷富門院大輔 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも  
     濡れにぞ濡れし 色はかはらず 
    090
    右近     忘らるる 身をば思はず 誓ひてし   
     人の命の 惜しくもあるかな  
    038
    右大将道綱母 嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間に 
     いかに久しき ものとかは知る 
    053
    恵慶法師   八重葎 しげれる宿の さびしきに   
     人こそ見えね 秋は来にけり  
    047
    大江千里   月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ  
     わが身ひとつの 秋にはあらねど
    023
    凡河内躬恒  心あてに 折らばや折らむ 初霜の 
     置きまどはせる 白菊の花    
    029
    大中臣能宣朝臣 みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 
     昼は消えつつ 物をこそ思へ  
    049
    小野小町   花の色は 移りにけりな いたづらに  
     わが身世にふる ながめせしまに
    009
    か行柿本人麻呂  あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の  
     ながながし夜を ひとりかも寝む
    003
    鎌倉右大臣  世の中は 常にもがもな 渚こぐ    
     あまの小舟の 綱手かなしも  
    093
    河原左大臣  陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに   
     乱れそめにし 我ならなくに  
    014
    菅家     このたびは ぬさもとりあえず 手向山 
     紅葉の錦 神のまにまに    
    024
    喜撰法師   わが庵は 都のたつみ しかぞ住む   
     世をうぢ山と 人は言ふなり  
    008
    儀同三司母  忘れじの 行末までは かたければ   
     今日を限りの 命ともがな   
    054
    紀貫之    人はいさ 心も知らず ふるさとは   
     花ぞ昔の 香ににほひける   
    035
    紀友則    ひさかたの 光のどけき 春の日に   
     しづこころなく 花の散るらむ 
    033
    清原深養父  夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを  
     雲のいづこに 月宿るらむ   
    036
    清原元輔   契りきな かたみに袖を しぼりつつ 
     末の松山 波こさじとは    
    042
    謙徳公    哀れとも いふべき人は 思ほえで   
     身のいたづらに なりぬべきかな
    045
    皇嘉門院別当 難波江の 蘆のかりねの 一夜ゆゑ   
     みをつくしてや 恋わたるべき 
    088
    光孝天皇   君がため 春の野に出でて 若菜摘む  
     我が衣手に 雪は降りつつ   
    015
    皇太后宮大夫
    俊成    
    世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る   
     山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる   
    083
    後京極摂政 
    前太政大臣 
    きりぎりす なくや霜夜の さむしろに 
     衣かたしき 独りかも寝む   
    091
    小式部内侍  大江山 いく野の道の 遠ければ    
     まだふみも見ず 天の橋立   
    060
    後徳大寺  
    左大臣   
    ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば  
     ただ有明の 月ぞ残れる    
    081
    後鳥羽院   人もをし 人もうらめし あぢきなく  
     世を思ふゆゑに もの思ふ身は 
    099
    権中納言敦忠 逢ひみての 後の心に くらぶれば   
     昔は物を 思はざりけり    
    043
    権中納言定頼 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに   
     あらはれ渡る 瀬々の網代木  
    064
    権中納言定家 来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに    
     焼くや藻塩の 身もこがれつつ 
    097
    権中納言匡房 高砂の 尾の上の桜 咲きにけり    
     外山の霞 立たずもあらなむ  
    073
    さ行西行法師   嘆けとて 月やはものを 思はする   
     かこち顔なる わが涙かな   
    086
    坂上是則   朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに   
     吉野の里に 降れる白雪    
    031
    相模     恨みわび ほさぬ袖だに あるものを  
     恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ 
    065
    前大僧正慈円 おほけなく うき世の民に おほふかな 
     わが立つ杣に 墨染めの袖   
    095
    左京大夫顕輔 秋風に たなびく雲の 絶え間より   
     もれ出づる月の 影のさやけさ 
    079
    左京大夫道雅 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを  
     人づてならで いふよしもがな 
    063
    猿丸大夫   奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の    
     声聞くときぞ 秋は悲しき   
    005
    参議篁    わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 
     人には告げよ 海人の釣舟   
    011
    参議等    浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど   
     あまりてなどか 人の恋しき  
    039
    参議雅経   み吉野の 山の秋風 小夜更けて    
     ふるさと寒く 衣うつなり   
    094
    三条院    心にも あらで憂き世に 眺むれば   
     恋しかるべき 夜半の月かな  
    068
    三条右大臣  名にしおはば 逢坂山の さねかづら  
     人に知られで くるよしもがな 
    025
    持統天皇   春過ぎて 夏来にけらし 白妙の    
     衣ほすてふ 天の香久山    
    002
    寂蓮法師   村雨の 露もまだひぬ 真木の葉に   
     霧立ち上る 秋の夕暮れ    
    087
    従二位家隆  風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは   
     みそぎそ夏の しるしなりける 
    098
    俊恵法師   よもすがら もの思ふころは 明けやらで
     ねやのひまさへ つれなかりけり
    085
    順徳院    百敷や 古き軒端の しのぶにも     
     なほあまりある 昔なりけり  
    100
    式子内親王  玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 
     忍ぶることの 弱りもぞする  
    089
    周防内侍   春の夜の 夢ばかりなる 手枕に    
     かひなく立たむ 名こそ惜しけれ
    067
    崇徳院    瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の   
     われても末に 逢はむとぞ思ふ 
    077
    清少納言   夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも 
     よに逢坂の 関はゆるさじ   
    062
    蝉丸     これやこの 行くも帰るも 別れては  
     知るも知らぬも 逢坂の関   
    010
    僧正遍照   天つ風 雲の通い路 吹きとぢよ    
     乙女の姿 しばしとどめむ   
    012
    素性法師   今来むと 言ひしばかりに 長月の   
     有明の月を 待ち出でつるかな 
    021
    曽禰好忠   由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え   
     行方も知れぬ 恋の道かな   
    046
    た行待賢門院堀河 ながからむ 心も知らず 黒髪の    
     みだれてけさは ものをこそ思へ
    080
    大僧正行尊  もろともに あはれと思へ 山桜    
     花よりほかに 知る人もなし  
    066
    大納言公任  滝の音は 絶えて久しく なりぬれど  
     名こそ流れて なほ聞こえけれ 
    055
    大納言経信  夕されば 門田の稲葉 おとづれて   
     蘆のまろやに 秋風ぞ吹く   
    071
    大弐三位   有馬山 猪名の笹原 風吹けば     
     いでそよ人を 忘れやはする  
    058
    平兼盛    忍ぶれど 色に出にけり わが恋は   
     ものや思ふと 人の問ふまで  
    040
    中納言朝忠  逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに
     人をも身をも 恨みざらまし  
    044
    中納言兼輔  みかの原 わきて流るる いづみ川   
     いつ見きとてか 恋しかるらむ 
    027
    中納言行平  立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる  
     まつとしきかば 今帰り来む  
    016
    中納言家持  かささぎの 渡せる橋の 置く霜の   
     白きを見れば 夜ぞ更けにける 
    006
    貞信公    小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば    
     今ひとたびの みゆき待たなむ 
    026
    天智天皇   秋の田の かりほの庵の とまをあらみ 
     わが衣手は 露に濡れつつ   
    001
    道因法師   思ひわび さても命は あるものを   
     憂きにたへぬは 涙なりけり  
    082
    な行二条院讃岐  わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の   
     人こそ知らね 乾く間もなし  
    092
    入道    
    前太政大臣 
    花さそふ 嵐の庭の 雪ならで     
     ふりゆくものは わが身なりけり
    096
    能因法師   嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は    
     竜田の川の 錦なりけり    
    069
    は行春道列樹   山川に 風のかけたる しがらみに   
     流れもあへぬ 紅葉なりけり  
    032
    藤原興風   誰をかも 知る人にせむ 高砂の    
     松も昔の 友ならなくに    
    034
    藤原清輔朝臣 ながらへば またこのごろや しのばれむ
     憂しと見し世ぞ 今は恋しき  
    084
    藤原実方朝臣 かくとだに えやはいぶきの さしも草 
     さしもしらじな 燃ゆる思ひを 
    051
    藤原敏行朝臣 住之江の 岸による波 よるさへや   
     夢の通い路 人目よくらむ   
    018
    藤原道信朝臣 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら
     なほ恨めしき 朝ぼらけかな  
    052
    藤原基俊   契りおきし させもが露を 命にて   
     あはれ今年の 秋もいぬめり  
    075
    藤原義孝   君がため 惜しからざりし 命さへ   
     長くもがなと 思ひけるかな  
    050
    文屋朝康   白露に 風の吹きしく 秋の野は    
     つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける 
    037
    文屋康秀   吹くからに 秋の草木の しをるれば  
     むべ山風を あらしといふらむ 
    022
    法性寺入道
    前関白太政大臣
    わたの原 漕ぎ出でてみれば 久方の  
     雲居にまがふ 沖つ白波    
    076
    ま行源兼昌    淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に    
     いく夜も寝ざめぬ 須磨の関守 
    078
    源重之    風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ  
     くだけて物を 思ふころかな  
    048
    源俊寄朝臣  うかりける 人を初瀬の 山おろしよ  
     はげしかれとは 祈らぬものを 
    074
    源宗于朝臣  山里は 冬ぞ寂しき まさりける    
     人目も草も かれぬと思へば  
    028
    壬生忠見   恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 
     人知れずこそ 思ひそめしか  
    041
    壬生忠岑   有明の つれなく見えし 別れより   
     暁ばかり 憂きものはなし   
    030
    紫式部    めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
     雲がくれにし 夜半の月かな  
    057
    元良親王   わびぬれば 今はた同じ 難波なる   
     みをつくしても 会はむとぞ思う
    020
    や行山部赤人   田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 
     富士の高嶺に 雪は降りつつ  
    004
    祐子内親王 
    家紀伊   
    音に聞く 高師の浜の あだ波は    
     かけじや袖の 濡れもこそすれ 
    072
    陽成院    筑波嶺の みねより落つる みなの川  
     恋ぞつもりて 淵となりぬる  
    013
    ら行良暹法師   寂しさに 宿を立ち出でて 眺むれば  
     いづこも同じ 秋の夕暮れ   
    070

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    あけ 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら
     なほ恨めしき 朝ぼらけかな  
    藤原道信朝臣052
    あし あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の  
     ながながし夜を ひとりかも寝む 
    柿本人麻呂 003
    あひ 逢ひみての 後の心に くらぶれば   
     昔は物を 思はざりけり    
    権中納言敦忠043
    いに いにしへの 奈良の都の 八重桜    
     けふ九重に にほひけるかな  
    伊勢大輔  061
    うか うかりける 人を初瀬の 山おろしよ  
     はげしかれとは 祈らぬものを 
    源俊寄朝臣 074
    うら 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを  
     恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ 
    相模    065
    おく 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の    
     声聞くときぞ 秋は悲しき   
    猿丸大夫  005
    おと 音に聞く 高師の浜の あだ波は    
     かけじや袖の 濡れもこそすれ 
    祐子内親王 
    家紀伊   
    072
    おも 思ひわび さても命は あるものを   
     憂きにたへぬは 涙なりけり  
    道因法師  082
    かく かくとだに えやはいぶきの さしも草 
     さしもしらじな 燃ゆる思ひを 
    藤原実方朝臣051
    かさ かささぎの 渡せる橋の 置く霜の   
     白きを見れば 夜ぞ更けにける 
    中納言家持 006
    きり きりぎりす なくや霜夜の さむしろに 
     衣かたしき 独りかも寝む   
    後京極摂政 
    前太政大臣 
    091
    こぬ 来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに    
     焼くや藻塩の 身もこがれつつ 
    権中納言定家097
    この このたびは ぬさもとりあえず 手向山 
     紅葉の錦 神のまにまに    
    菅家    024
    こひ 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 
     人知れずこそ 思ひそめしか  
    壬生忠見  041
    これ これやこの 行くも帰るも 別れては  
     知るも知らぬも 逢坂の関   
    蝉丸    010
    しの 忍ぶれど 色に出にけり わが恋は   
     ものや思ふと 人の問ふまで  
    平兼盛   040
    しら 白露に 風の吹きしく 秋の野は    
     つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける 
    文屋朝康  037
    たか 高砂の 尾の上の桜 咲きにけり    
     外山の霞 立たずもあらなむ  
    権中納言匡房073
    たき 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど  
     名こそ流れて なほ聞こえけれ 
    大納言公任 055
    たご 田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 
     富士の高嶺に 雪は降りつつ  
    山部赤人  004
    たち 立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる  
     まつとしきかば 今帰り来む  
    中納言行平 016
    たま 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 
     忍ぶることの 弱りもぞする  
    式子内親王 089
    たれ 誰をかも 知る人にせむ 高砂の    
     松も昔の 友ならなくに    
    藤原興風  034
    ちは ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川   
     からくれなゐに 水くくるとは 
    在原業平朝臣017
    つき 月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ  
     わが身ひとつの 秋にはあらねど
    大江千里  023
    つく 筑波嶺の みねより落つる みなの川  
     恋ぞつもりて 淵となりぬる  
    陽成院   013
    なつ 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを  
     雲のいづこに 月宿るらむ   
    清原深養父 036
    ひさ ひさかたの 光のどけき 春の日に   
     しづこころなく 花の散るらむ 
    紀友則   033
    みせ 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも  
     濡れにぞ濡れし 色はかはらず 
    殷富門院大輔090
    みち 陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに   
     乱れそめにし 我ならなくに  
    河原左大臣 014
    みよ み吉野の 山の秋風 小夜更けて    
     ふるさと寒く 衣うつなり   
    参議雅経  094
    もも 百敷や 古き軒端の しのぶにも     
     なほあまりある 昔なりけり  
    順徳院   100
    もろ もろともに あはれと思へ 山桜    
     花よりほかに 知る人もなし  
    大僧正行尊 066
    やえ 八重葎 しげれる宿の さびしきに   
     人こそ見えね 秋は来にけり  
    曽禰好忠  047
    やす やすらはで 寝なましものを 小夜更けて
     かたぶくまでの 月を見しかな 
    赤染衛門  059
    ゆふ 夕されば 門田の稲葉 おとづれて   
     蘆のまろやに 秋風ぞ吹く   
    大納言経信 071
    ゆら 由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え   
     行方も知れぬ 恋の道かな   
    恵慶法師  046
    よも よもすがら もの思ふころは 明けやらで
     ねやのひまさへ つれなかりけり
    俊恵法師  085
    よを 夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも 
     よに逢坂の 関はゆるさじ   
    清少納言  062
    わび わびぬれば 今はた同じ 難波なる   
     みをつくしても 会はむとぞ思う
    元良親王  020
    をぐ 小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば    
     今ひとたびの みゆき待たなむ 
    貞信公   026
    あきか 秋風に たなびく雲の 絶え間より   
     もれ出づる月の 影のさやけさ 
    左京大夫顕輔079
    あきの 秋の田の かりほの庵の とまをあらみ 
     わが衣手は 露に濡れつつ   
    天智天皇001
    あさぢ 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど   
     あまりてなどか 人の恋しき  
    参議等039
    あはぢ 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に    
     いく夜も寝ざめぬ 須磨の関守 
    源兼昌   078
    あはれ 哀れとも いふべき人は 思ほえで   
     身のいたづらに なりぬべきかな
    謙徳公   045
    あふこ 逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに
     人をも身をも 恨みざらまし  
    中納言朝忠044
    あまつ 天つ風 雲の通い路 吹きとぢよ    
     乙女の姿 しばしとどめむ   
    僧正遍照  012
    あまの 天の原 ふりさけ見れば 春日なる   
     三笠の山に 出でし月かも   
    安倍仲麿  007
    あらざ あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 
     今ひとたびの 逢ふこともがな 
    和泉式部  056
    あらし 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は    
     竜田の川の 錦なりけり    
    能因法師  069
    ありあ 有明の つれなく見えし 別れより   
     暁ばかり 憂きものはなし   
    壬生忠岑  030
    ありま 有馬山 猪名の笹原 風吹けば     
     いでそよ人を 忘れやはする  
    大弐三位  058
    いまこ 今来むと 言ひしばかりに 長月の   
     有明の月を 待ち出でつるかな 
    素性法師  021
    いまは 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを  
     人づてならで いふよしもがな 
    左京大夫道雅063
    おほえ 大江山 いく野の道の 遠ければ    
     まだふみも見ず 天の橋立   
    小式部内侍 060
    おほけ おほけなく うき世の民に おほふかな 
     わが立つ杣に 墨染めの袖   
    前大僧正慈円095
    かぜそ 風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは   
     みそぎそ夏の しるしなりける 
    従二位家隆 098
    かぜを 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ  
     くだけて物を 思ふころかな  
    源重之  048
    ながか ながからむ 心も知らず 黒髪の    
     みだれてけさは ものをこそ思へ
    待賢門院堀河080
    ながら ながらへば またこのごろや しのばれむ
     憂しと見し世ぞ 今は恋しき  
    藤原清輔朝臣084
    なげき 嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間に 
     いかに久しき ものとかは知る 
    右大将道綱母053
    なげけ 嘆けとて 月やはものを 思はする   
     かこち顔なる わが涙かな   
    西行法師  086
    なにし 名にしおはば 逢坂山の さねかづら  
     人に知られで くるよしもがな 
    三条右大臣 025
    はなさ 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで     
     ふりゆくものは わが身なりけり
    入道    
    前太政大臣 
    096
    はなの 花の色は 移りにけりな いたづらに  
     わが身世にふる ながめせしまに
    小野小町  009
    はるす 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の    
     衣ほすてふ 天の香久山    
    持統天皇  002
    はるの 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に    
     かひなく立たむ 名こそ惜しけれ
    周防内侍  067
    ひとは 人はいさ 心も知らず ふるさとは   
     花ぞ昔の 香ににほひける   
    紀貫之   035
    ひとも 人もをし 人もうらめし あぢきなく  
     世を思ふゆゑに もの思ふ身は 
    後鳥羽院   099
    みかき みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 
     昼は消えつつ 物をこそ思へ  
    大中臣能宣
    朝臣
    049
    みかの みかの原 わきて流るる いづみ川   
     いつ見きとてか 恋しかるらむ 
    中納言兼輔 027
    やまが 山川に 風のかけたる しがらみに   
     流れもあへぬ 紅葉なりけり  
    春道列樹032
    やまざ 山里は 冬ぞ寂しき まさりける    
     人目も草も かれぬと思へば  
    源宗于朝臣 028
    わがい わが庵は 都のたつみ しかぞ住む   
     世をうぢ山と 人は言ふなり  
    喜撰法師  008
    わがそ わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の   
     人こそ知らね 乾く間もなし  
    二条院讃岐 092
    わすら 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし   
     人の命の 惜しくもあるかな  
    右近    038
    わすれ 忘れじの 行末までは かたければ   
     今日を限りの 命ともがな   
    儀同三司母 054

    更新予定

    2022.5和歌番号 001 ~ 0102022.8和歌番号 051 ~ 060
    2022.6和歌番号 011 ~ 0202022.8和歌番号 061 ~ 070
    2022.6和歌番号 021 ~ 0302022.9和歌番号 071 ~ 080
    2022.7和歌番号 031 ~ 0402022.9和歌番号 081 ~ 090
    2022.7和歌番号 041 ~ 0502022.10和歌番号 091 ~ 100

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