人生、時代

人生、時代

067 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十七首め。詠み人は周防内侍。カテゴリーは人生。大納言藤原忠家からの誘いをかわした歌。
人生、時代

066 もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十六首め。詠み人は大僧正行尊。カテゴリーは人生。厳しい修行の折に山桜に詠みかけた歌。
人生、時代

062 夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十二首め。詠み人は清少納言。カテゴリーは人生。中国の故事を踏まえた機知にとんだ和歌。
人生、時代

060 大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十首め。詠み人は小式部内侍。カテゴリーは人生。母の和泉式部が代作しているのではとからかわれて即興で返した技巧派の和歌。
人生、時代

057 めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五十七首め。詠み人は紫式部。カテゴリーは友人。幼なじみと再会したもののすぐに帰ってしまったことを詠んだ歌。
人生、時代

055 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえこれ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五十五首め。詠み人は大納言公任。カテゴリーは人生、時代。かつての滝は涸れてしまったけれど、名声は残っていると詠んだ歌。
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034 誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔も 友ならなくに

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第三十四首め。詠み人は藤原興風。カテゴリーは人生。友を亡くした寂しさを詠んだ歌。
人生、時代

008 わが庵は 都のたつみ しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第八首め。詠み人は喜撰法師。カテゴリーは人生。掛詞や関連する言葉を繋げたユーモアあふれる歌。
人生、時代

007 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第七首め。詠み人は阿部仲麿。カテゴリーは人生。遠い異国から月を見上げ故郷を想って詠んだ歌。