女子悲恋

女子悲恋

053 嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五十三首め。詠み人は右大将道綱母。カテゴリーは悲恋。一夫多妻制を嘆く女性の悲哀の歌。
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038 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第三十八首め。詠み人は右近。カテゴリーは悲恋。わたしと別れたらあなたの命は大丈夫かしら、と皮肉を詠んだ歌。
女子悲恋

021 今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第二十一首め。詠み人は素性法師。カテゴリーは悲恋。男性が女性の気持ちを代弁して詠んだ歌。
女子悲恋

019 難波潟 短き蘆の 節の間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第十九首め。詠み人は伊勢。カテゴリーは悲恋。実際に逢えないなら夢で逢えたらいいのにと詠った恋歌。そっけない恋人に贈った恋歌。