花が詠みこまれている歌
073 高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 たたずもあらなむ
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第七十三首め。詠み人は権中納言匡房。カテゴリーは春。儚い桜を少しでも長く眺めていたいと詠んだ歌。
066 もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十六首め。詠み人は大僧正行尊。カテゴリーは人生。厳しい修行の折に山桜に詠みかけた歌。
061 いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十一首め。詠み人は伊勢大輔。カテゴリーは春。奈良からの桜を受け取るときに即興で詠んだ歌。
035 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほいける
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第三十五首め。詠み人は紀貫之。カテゴリーは春。変わらない梅の花と変わりゆく人の心を詠った歌。
033 ひさかたの 光のどけき 春の日に しづこころなく 花の散るらむ
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第三十三首め。詠み人は紀友則。カテゴリーは春。散る桜を惜しむ春の歌。
009 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第九首め。詠み人は小野小町。カテゴリーは春。桜と自身の美しさと衰えを詠んだ歌。