僧侶

人生、時代

095 おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に 墨染めの袖

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第九十五首め。詠み人は前大僧正慈円。カテゴリーは人生。戦乱の世を生きる人々を救いたいと詠んだ歌。
秋 autumn

087 村雨の 露もまだひぬ 真木の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第八十一首め。詠み人は後徳大寺左大臣。カテゴリーは夏。ほととぎすと有明の月を詠んだ歌。
男子悲恋

086 嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第八十六首め。詠み人は西行法師。カテゴリーは悲恋。月を見上げながら苦しい恋を詠んだ歌。
女子悲恋

085 夜もすがら もの思ふころは 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第八十五首め。詠み人は俊恵法師。カテゴリーは悲恋。ひとり寝の夜の女性のつらさを詠んだ歌。
男子悲恋

082 思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第八十二首め。詠み人は道因法師。カテゴリーは悲恋。ツラい恋を経験し、それでも生きながらえていると詠った歌。
秋 autumn

070 寂しさに 宿を立ち出でて 眺むれば いづこも同じ 秋の夕暮れ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第七十首め。詠み人は良暹法師。カテゴリーは秋。寂しさに耐えかねて詠んだ歌。
秋 autumn

069 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十九首め。詠み人は能因法師。カテゴリーは秋。美しい紅葉を着物や帯の柄に見立てた歌。
人生、時代

066 もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十六首め。詠み人は大僧正行尊。カテゴリーは人生。厳しい修行の折に山桜に詠みかけた歌。
女子悲恋

021 今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第二十一首め。詠み人は素性法師。カテゴリーは悲恋。男性が女性の気持ちを代弁して詠んだ歌。
男子恋

012 天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第十二首め。詠み人は僧正遍照。カテゴリーは秋。新嘗祭の舞姫の美しさを詠った歌。