詞花集

男子悲恋

077 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第七十七首め。詠み人は崇徳院。カテゴリーは悲恋。今は分かれてしまうけれど必ずまた逢おうと詠んだ歌。
人生、時代

076 わたの原 漕ぎ出でて見れば 久方の 雲居にまがふ 沖つ白波

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第七十六首め。詠み人は法性寺入道前関白太政大臣。カテゴリーは人生。青い海や白い波や雲を詠った情景歌。
春 spring

061 いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十一首め。詠み人は伊勢大輔。カテゴリーは春。奈良からの桜を受け取るときに即興で詠んだ歌。
男子恋

049 みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ ものをこそ思へ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十九首め。詠み人は大中臣能宣朝臣。カテゴリーは恋。恋人に逢える夜と逢えない昼を対比させた歌。
男子悲恋

048 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけてものを 思ふころかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十八首め。詠み人は源重之。カテゴリーは悲恋。打ち解けてくれない彼女に贈った歌。