秋が題材の百人一首
094 み吉野の 山の秋風 小夜更けて ふるさと寒く 衣うつなり
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第九十四首め。詠み人は参議雅経。カテゴリーは秋。吉野の晩秋の寂しさを詠んだ歌。
091 きりぎりす なくや霜夜の さむしろに 衣かたしき 独りかも寝む
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第九十一首め。詠み人は後京極摂政前太政大臣。カテゴリーは秋。妻を亡くして迎えた秋の寂しさを詠んだ歌。
087 村雨の 露もまだひぬ 真木の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第八十一首め。詠み人は後徳大寺左大臣。カテゴリーは夏。ほととぎすと有明の月を詠んだ歌。
079 秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第七十九首め。詠み人は左京大夫顕輔。カテゴリーは秋。秋の月の美しさを詠んだ歌。
071 夕されば 門田の稲葉 おとづれて 蘆のまろやに 秋風ぞ吹く
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第七十一首め。詠み人は大納言経信。カテゴリーは秋。秋の稲田の景色を詠んだ歌。
070 寂しさに 宿を立ち出でて 眺むれば いづこも同じ 秋の夕暮れ
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第七十首め。詠み人は良暹法師。カテゴリーは秋。寂しさに耐えかねて詠んだ歌。
069 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六十九首め。詠み人は能因法師。カテゴリーは秋。美しい紅葉を着物や帯の柄に見立てた歌。
047 八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十七首め。詠み人は恵慶法師。カテゴリーは秋。荒れてしまった屋敷に訪れた寂しい秋を詠った歌。
037 白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第三十七首め。詠み人は文屋朝康。カテゴリーは秋。風に散る白露をネックレスに見立てた美しい情景歌。
032 山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり
話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第三十二首め。詠み人は春道列樹。カテゴリーは秋。風を擬人化して紅葉で柵を作ったと詠んだ歌。