後拾遺集

男子恋

052 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五十二首め。詠み人は藤原道信朝臣。カテゴリーは恋。少しのあいだも離れていたくない恋人に贈った後朝の歌。
男子恋

051 かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五十一首め。詠み人は藤原実方朝臣。カテゴリーは恋。初めて恋心を相手に打ち明けた歌。
男子恋

050 君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五十首め。詠み人は藤原義孝。カテゴリーは恋。ようやく逢うことのできた恋人に贈った後朝の歌。
男子悲恋

042 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十二首め。詠み人は清原元輔。カテゴリーは悲恋。失恋した友達の代わりに詠んだ歌。