古今集

秋 autumn

023 月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第二十三首め。詠み人は大江千里。カテゴリーは秋。月を見ながら孤独を嘆いた歌。
秋 autumn

022 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第二十二首め。詠み人は文屋康秀。カテゴリーは秋。漢字の成り立ちと嵐と荒らしの掛詞を用いた技巧派の歌。
女子悲恋

021 今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第二十一首め。詠み人は素性法師。カテゴリーは悲恋。男性が女性の気持ちを代弁して詠んだ歌。
男子悲恋

018 住之江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第十八首め。詠み人は藤原敏行朝臣臣。カテゴリーは悲恋。実際に逢えないなら夢で逢えたらいいのにと詠った恋歌。
男子悲恋

017 ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第十七首め。詠み人は在原業平朝臣。カテゴリーは悲恋。以前の恋人への想いを綴った歌。漫画化、映画化された有名な歌。
旅、別れ

016 立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第十六首め。詠み人は中納言行平。カテゴリーは別れ。地方任官の際に詠んだ歌。
男子恋

015 君がため 春の野に出でて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第十五首め。詠み人は光孝天皇。カテゴリーは恋。好きな女性のことを詠った歌。
男子悲恋

014 陸奥の しのぶもちずり だれゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第十四首め。詠み人は河原左大臣。カテゴリーは悲恋。叶わない恋心を詠った歌。
男子恋

012 天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第十二首め。詠み人は僧正遍照。カテゴリーは秋。新嘗祭の舞姫の美しさを詠った歌。
旅、別れ

011 わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第十一首め。詠み人は参議篁。カテゴリーは別れ。島流しにされるときに詠った決意の歌。