貴族

女子恋

009 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第九首め。詠み人は小野小町。カテゴリーは春。桜と自身の美しさと衰えを詠んだ歌。
人生、時代

007 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第七首め。詠み人は阿部仲麿。カテゴリーは人生。遠い異国から月を見上げ故郷を想って詠んだ歌。
冬 winter

006 かささぎの 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第六首め。詠み人は中納言家持。カテゴリーは冬。雪が積もる太鼓橋を七夕のかささぎに見立てたロマンチックな和歌。
秋 autumn

005 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五首め。詠み人は猿丸大夫。カテゴリーは秋。落葉した晩秋のもの悲しい和歌。
冬 winter

004 田子の浦に 打ち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四首め。詠み人は山部赤人。カテゴリーは冬。荘厳な富士山の雪景色を讃えた歌。
男子悲恋

003 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第三首め。詠み人は柿本人麻呂。カテゴリーは悲恋。うまくいかない恋を詠った歌。