恋 love

恋が題材の百人一首

女子恋

072 音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の 濡れもこそすれ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第七十二首め。詠み人は祐子内親王家紀伊。カテゴリーは恋。歌合せのお題「恋」で男性の詠んだ恋歌に返した歌。
女子恋

056 あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五十六首め。詠み人は和泉式部。カテゴリーは恋。病に冒され最後に逢いたいのはあなたと詠った歌。
女子恋

054 忘れじの 行末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五十四首め。詠み人は儀同三司母。カテゴリーは恋。死ぬなら幸せの絶頂の今日がいいと詠った歌。
男子恋

052 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五十二首め。詠み人は藤原道信朝臣。カテゴリーは恋。少しのあいだも離れていたくない恋人に贈った後朝の歌。
男子恋

051 かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五十一首め。詠み人は藤原実方朝臣。カテゴリーは恋。初めて恋心を相手に打ち明けた歌。
男子恋

050 君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第五十首め。詠み人は藤原義孝。カテゴリーは恋。ようやく逢うことのできた恋人に贈った後朝の歌。
男子恋

049 みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ ものをこそ思へ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十九首め。詠み人は大中臣能宣朝臣。カテゴリーは恋。恋人に逢える夜と逢えない昼を対比させた歌。
男子恋

043 逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十三首め。詠み人は権中納言敦忠。カテゴリーは恋。恋人に贈った後朝の歌。
男子恋

041 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十一首め。詠み人は壬生忠見。カテゴリーは恋。恋の始まりを詠った歌。
男子恋

040 忍ぶれど 色に出にけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十首め。詠み人は平兼盛。カテゴリーは恋。恋の始まりを詠った歌。