貴族

男子悲恋

045 哀れとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十五首め。詠み人は謙徳公。カテゴリーは悲恋。恋に破れて死んでしまうと詠んだ歌。
男子悲恋

044 逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十四首め。詠み人は中納言朝忠。カテゴリーは悲恋。こんな想いをするなら逢わなければよかったと嘆いた歌。
男子恋

043 逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十三首め。詠み人は権中納言敦忠。カテゴリーは恋。恋人に贈った後朝の歌。
男子悲恋

042 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十二首め。詠み人は清原元輔。カテゴリーは悲恋。失恋した友達の代わりに詠んだ歌。
男子恋

041 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十一首め。詠み人は壬生忠見。カテゴリーは恋。恋の始まりを詠った歌。
男子恋

040 忍ぶれど 色に出にけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第四十首め。詠み人は平兼盛。カテゴリーは恋。恋の始まりを詠った歌。
男子悲恋

039 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第三十九首め。詠み人は参議等。カテゴリーは悲恋。抑えきれない恋心を詠った歌。
秋 autumn

037 白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第三十七首め。詠み人は文屋朝康。カテゴリーは秋。風に散る白露をネックレスに見立てた美しい情景歌。
夏 summer

036 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第三十六首め。詠み人は清原深養父。カテゴリーは夏。月を擬人化して詠んだ夏の明け方の歌。
春 spring

035 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほいける

話し言葉で【超訳】する小倉百人一首第三十五首め。詠み人は紀貫之。カテゴリーは春。変わらない梅の花と変わりゆく人の心を詠った歌。